ゴルフ場のレストランに上がったら、まだ誰も来ていない 一番若手の自分はどこに座ればいい?

イラスト/星新一

ゴルフのルールブックは、その冒頭の第一章にまず『エチケット』の条文をうたっています。さまざまな職業、年齢のプレーヤーたちが等しくゴルフを楽しむために、それがもっとも重要だからです。他人を不愉快にする行為、行動を慎むのが紳士、淑女のエチケットであり、より多くの同好の士とゴルフを楽しむための礼儀です。

コースにおいては、限られたゴルフ場のスペースを大勢のプレーヤーがより円滑に、より快適にゴルフをするために、お互いに迅速に、安全に、効率的にプレーすることが大切になります。この点さえ理解しておけば、ゴルフ場は誰にとっても、もっと楽しい社交場になるはずです。さてあなたは、胸を張って「自分のゴルフマナーは完璧だ」と言えますか。
 
では、レストランに上がったら、まだ誰も席についていませんでした。一番若手の自分はどの席に座ればいいか、知っていますか。
 
ゴルフ場のレストランでは、もてなす側の人が窓を背に座りましょう。
 
ゴルフ場のレストランでの席順は、普通の会食とは逆の位置になります。一般だと床の間のある奥の席が上座ですが、ゴル場では窓から見えるコース自慢の眺望をゲストに楽しんでもらうという意味で、上座は窓の逆側。窓側は下座になり、メンバーなどもてなす側が窓側を背に座るのがマナーです。
 
一番の若手であれば、年長者をもてなすというスタンスで窓側に座るとよいでしょう。また窓側に座ったほうが、注文などでレストランのスタッフに声をかける際にも都合がいいです。
 
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