アルジャジーラの活動停止も 険悪イスラエル、法案可決

イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル国会は1日、中東の衛星テレビ、アルジャジーラのイスラエルでの活動停止を目的とした法案を可決した。イスラエルメディアが報じた。

 AP通信によると、イスラエルはアルジャジーラと「険悪な関係」で、イスラエルに不公平な偏見があると批判していた。ネタニヤフ首相は「テロチャンネル」だと主張し、イスラエルでの活動停止の考えを示した。

 アルジャジーラは2月にガザで、イスラエル軍の無人機(ドローン)攻撃で取材中だった同社の記者が重傷を負ったと発表した。また3月には北部ガザ市で、自宅に戻ろうとしていた非武装のパレスチナ人男性2人が軍に射殺されたと報じた。

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