バイデン氏への「抗議票」が再び焦点、2日にウィスコンシン予備選

Nandita Bose

[ワシントン 1日 ロイター] - 米中西部ウィスコンシン州で2日に実施される民主党予備選では、イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルへのバイデン大統領の強い支持に対する反対運動が再び試される見通しだ。

60の草の根グループなどは過去2週間、電話や戸別訪問などを通じて活動を展開。2万0682票の「支持者なし」票獲得を目指している。2020年大統領選でバイデン氏は、同州で共和党のトランプ前大統領をこの票差で破った。

「支持者なし」票を投じる有権者がバイデン氏を見放し、本選での敗北の要因になるかどうかは不透明だが、ミシガン州やミネソタ州などの予備選での同様の運動に後押しされたウィスコンシン州の取り組みが影響をもたらす可能性はある。全米でのバイデン、トランプ両氏の支持率は拮抗しており、20年大統領選で重要州を僅差で制したことが勝利にバイデン氏のつながった。

ウィスコンシン、ミシガン両州はバイデン氏が再選に向け勝利が必要とされる「青い壁」の一部。16年大統領選ではトランプ氏が両州を制して民主党のヒラリー・クリントン氏に勝利。バイデン氏が20年に奪還した。

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