パレスチナが国連承認申請目指す、18日の安保理閣僚級会合で

Michelle Nichols

[国連 1日 ロイター] - 国連に国家としての正式加盟を目指すパレスチナが月内に安全保障理事会で承認にこぎ着けたいとの方針を固めたことが分かった。パレスチナのマンスール国連大使が1日、ロイターに明らかにした。

正式加盟には安保理で加盟申請が承認されることが前提で、その後に国連総会で加盟国193カ国の少なくとも3分の2の賛成が必要となる。パレスチナは2011年に申請したものの、賛否が留保されていた。

マンスール大使は、安保理が18日に開く中東情勢に関する閣僚級会合で正式加盟申請の承認を目指す考えを表明。「今月中に安保理で申請を投票にかけたい」と述べた。ただ、投票に至るかどうかは未定な上、米国が拒否権を発動する恐れもある。

今月の安保理議長国を務めるマルタの国連大使は、パレスチナからの公式な要請をまだ受け取っていないと述べている。

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