エミネム、エイプリル・フールに“新作”リリース発表を行い悪ふざけ

最後にスタジオ・アルバムをリリースしてから約4年が経つエミネムが、エイプリル・フールにニュー・アルバムの偽のリリース予告を公開するというイタズラをファンに仕掛けた。

現地時間2024年4月1日、エミネムは、「Crack A Bottle」をサウンドトラックにした、次のアルバムをリリースするよう嘆願するファンによるコメントのスクショで埋め尽くされた短い映像を公開した。残念なことに、これは米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”にチャートインすることなく、見過ごされていた1996年のデビュー・アルバム『インフィニット』の告知で、「待望の次のスタジオ・アルバムでは、すべてが始まった場所に戻ることになる。さらに無限になった“インフィニット(無限)”だ」とまるで映画予告編のナレーションのような声が、爆破音を多用した映像で語っている。キャプションには、「本日リリース」とだけ書かれている。

だが、エミネムのニュー・アルバム発売はそう遠くない未来に実現するかもしれない。先日、ドクター・ドレーが米TV番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した際に、エミネムが今年後半に新作をドロップする予定だと明かしていた。「一つ行っておくよ。エミネムは今年リリースされる自分のアルバムに取り組んでいる」と彼は述べ、「実際彼と話して、この番組で発表してもいいと言ってくれたんだ。ということで、彼はアルバムをリリースするし、僕が関わっている楽曲もあるし、すごくいいよ。実は明日、初めてアルバム全曲を聴く予定なんだ」と説明していた。

さらに、ドクター・ドレーは、「(エミネムは)自分の音楽を胸にしまっているから、すべてを聴いたことはない。僕がやったものですら完全な形で全部聴いたことがない。でもこれから聴くし、彼は今年アルバムを出す」と付け加えていた。

エミネムのタイトル未定の12枚目のスタジオ・アルバムは、2020年にリリースされた『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』に続くものとなる。同アルバムには、エド・シーラン、故ジュース・ワールド、Qティップ、アンダーソン・パークなどがゲスト参加していた。

© 株式会社阪神コンテンツリンク