「息子が酔った状態で車を」母が通報 16歳少年酒気帯び運転容疑で逮捕  沖縄・名護

パトカー(資料写真)

 名護署は31日、名護市城の国道58号で基準値の約6倍の酒気を帯びた状態で車を運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で名護市の塗装工の少年(16)を逮捕した。「間違いない」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は31日午後10時ごろ、名護市の国道で飲酒運転した疑い。少年は無免許だったという。名護署によると、少年の母親から「息子が酒に酔った状態で(母親の)車を持ちだした」と110番通報があった。同署員がパトカーで捜索し、少年の運転する車を発見して停車を求めた。少年は応じず数分間逃走し、国道58号の対向車線に進入した上、路肩に停車中の車に衝突したという。

 衝突された車の運転席に乗っていた40代女性は衝撃で胸などを打ち、本島北部の病院に搬送された。命に別条はない。少年が運転していた車には少年の友人も乗っていたが、少年と友人にけがはないという。

 署は自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑も視野に、経緯を詳しく調べている。

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