セアカゴケグモ、栃木で確認 21年8月以来県内5例目 「素手で触らないで」と注意呼びかけ

 県は1日、栃木市千塚町で、特定外来生物で毒を持つ「セアカゴケグモ」のメス1匹を確認したと発表した。県内での確認は2021年8月以来で5例目。既に殺処分したという。

 県自然環境課によると、同日午前8時半ごろ、同所の会社敷地内で従業員が発見した。県南環境森林事務所に通報し、県立博物館が調査したところ、成虫と確認された。人的被害はなかった。

 周辺で新たな個体は確認されていない。同課は「セアカゴケグモと疑われる個体がいても素手で触らず、県や市町に通報してほしい」と注意を呼びかけている。

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