生活安全捜査課など発足 長崎県警「迅速的確に犯罪対処」 捜査能力の向上など目的 

辞令を受け取る生活安全捜査課の濵田課長=県警本部

 長崎県警の組織改編で新設された生活安全捜査課と警衛対策課の発足式が1日、県警本部であった。中山仁本部長が濵田次則生活安全捜査課長と細川誠警衛対策課長に辞令を交付し「県民の期待と信頼に応えるべく一致団結して諸課題に取り組んでほしい」と訓示した。
 両課とも約20人態勢。生活安全捜査課は、事件捜査能力の向上や各署への応援体制強化を目的に、生安部各課の特別捜査係を集約。警衛対策課は、来年本県で開かれる国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭に伴う行幸の警衛警備に向け新設した。
 式を終え、濵田課長は「社会情勢の変化に伴い犯罪手口も悪質化、巧妙化している。こうした事案に迅速的確に対処していきたい」、細川課長は「天皇皇后両陛下の身辺の安全確保、歓送迎者の雑踏事故防止に向け万全を尽くしたい」と話した。

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