阪神のMVP右腕・村上頌樹が本拠地開幕戦飾るか、DeNAの新助っ人ジャクソンが衝撃デビュー果たすか

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オープン戦で8失点炎上した村上頌樹

開幕カードで巨人に負け越した阪神は、昨年のMVP右腕・村上頌樹が2日のDeNA戦(京セラドーム大阪)に先発する。

東洋大から入団3年目の昨季は大ブレイク。10勝6敗、防御率1.75で最優秀防御率に輝き、1980年の木田勇(日本ハム)、1990年の野茂英雄(近鉄)以来3人目となるMVPと新人王を同時受賞した。

真価を問われる2024年、ホーム開幕戦のマウンドを託された右腕は3月19日のソフトバンクとのオープン戦で5回11安打8失点と炎上。牧原大成と山川穂高に2ラン2発を浴び、不安を残した状態で今季初登板を迎える。

昨季のDeNA戦は5試合登板で0勝1敗、防御率2.16。白星こそないが相性は悪くない。ただ、9打数5安打1本塁打と苦手にしている宮﨑敏郎には十分な注意が必要だ。

巨人との開幕カードではセ・リーグワースト記録を更新する開幕から24イニング連続無得点。打線の大量援護は期待できないだけに、立ち上がりに注意して先制点を与えないことがポイントになりそうだ。

190センチの長身右腕ジャクソン

一方のDeNAは新助っ人アンドレ・ジャクソンが先発する。

190センチの長身から150キロを超えるストレートとチェンジアップ、スライダー、カーブを投げ込む右腕。ドジャース時代の2021年にメジャーデビューし、2023年にパイレーツへ移籍した。MLB通算26試合登板で1勝4敗4セーブ、防御率4.25の成績を残している。

今春オープン戦では2試合6イニングで被安打3、奪三振5、防御率0.00。二軍戦でも2試合9イニングに登板して被安打8、奪三振11、防御率2.00と安定している。

DeNAは本拠地で24年ぶりの開幕2連勝を飾り、波に乗っている。強力打線の援護も見込める今なら思い切った投球ができるだろう。昨季はトレバー・バウアーが10勝したが、ジャクソンにとって日本初マウンドは試金石の一戦と言えそうだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
中日・小笠原慎之介-巨人・山﨑伊織(バンテリンドーム)
広島・床田寛樹-ヤクルト・小澤怜史(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
日本ハム・山﨑福也-楽天・C.ポンセ(エスコンF)
西武・平良海馬-オリックス・L.カスティーヨ(ベルーナドーム)
ソフトバンク・大関友久-ロッテ・西野勇士(PayPayドーム)



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