出雲市斐川町富村の菜の花畑が見頃を迎え、北山を背景に広がる「黄色いじゅうたん」が来場者を楽しませている。満開は来週とみられ、14日には「菜の花まつり」が開かれる。
地元の農事組合法人トムTOMファーム(6人、山田康弘組合長)が、伊波野コミュニティセンター近くの約4ヘクタールで栽培。昨年10月に種をまき、今年2月中旬ごろから咲き始めた。
同法人によると、花は4月いっぱい楽しめ、菜種を6月に収穫。菜種油の原料になるという。
晴天に恵まれた1日は、多くの家族連れやカップルが訪れ、スマートフォンを片手に記念撮影する光景が至る所で見られた。家族5人で訪れた市立塩冶小学校3年の田部琉臣君(8)は「とてもきれいで、いい写真が撮れた」と満足そうに話した。
山田組合長は「楽しんで見てもらえたらうれしい」と来場を呼びかけた。