防犯カメラがサイバー攻撃 小学校や保育園で発覚

小学校や保育園の防犯カメラが去年、サイバー攻撃を受け、コンピューターウイルスに感染するケースがあったことが総務省などの話で分かりました。

被害に遭った防犯カメラは、インターネットを通じて外部から操作できる状態になっていて、別のサイバー攻撃の踏み台として悪用されたほか、映像が盗み見される恐れもあったということです。

こうしたケースが発覚し、総務省は去年10月、学校や保育園に対しセキュリティー対策の強化を要請しました。

総務省によりますと、サイバー攻撃を監視している情報通信研究機構が、小学校1カ所と保育園1カ所に設置されていた防犯カメラがウイルスに感染しているのを発見しました。学校名や詳しい時期は明らかにしていませんが、現在は対策が済んでいるということです。

専門家は「子どもたちのプライバシーに直結するので、パソコンなどと同様に対策が必要だという意識を持ってほしい」と話しています。

© TOKYO MX