能登半島地震から3カ月 バスケットボールのチャリティ試合

能登半島地震の発生から4月1日で3か月月。復旧作業が続く中、被災地の自治体では復興を担う新たな職員の辞令交付式が開かれました。また都内ではバスケットボールのチャリティの試合が行われるなど、支援活動が続いています。

地震の発生から3か月が経ちますが、石川県ではなお8000人以上が避難を続け、5つの市と町では約7860戸で断水が続いています。

105人が犠牲となった輪島市では4月1日、事務職や看護師など新規採用職員が参加する辞令交付式が開かれました。

輪島市長:「かつてない甚大な震災の被害の中で、市役所の仕事に従事するということは大変なことだと感じています。きっと辛いこともいっぱいあると思います。ですが、輪島市の復旧・復興にむけて全力で力を貸していただきたいと思います」

新職員代表:「地域の力になれることを、心から誇らしく思います。少しでも早く仕事を覚え、輪島市に貢献していきたいです」

都内では渋谷区で、石川県の15歳以下の女子バスケットボールチームが対戦する、チャリティーのエキシビションマッチが行われました。ともに石川県から来た能登ネクストライズと七尾ダックスの選手に温かい声援と拍手が贈られました。

会場の人:「被災地の子たちも元気が出るんじゃないかと」「被災者の人たちも大変だと思うんですけど、頑張ってほしいです。この後も頑張って応援します」

震災後は、試合はもちろん、練習するのも難しかったという両チームの選手たちは、初めてコートに立ったという大会場での試合を笑顔で楽しんでいました。

選手:「(地震の時は)大丈夫?って、お互いに励まし合っていました。(きょうは)楽しくがんばろうねって話しました」「普段じゃできないような大きい体育館でできてうれしかった」

東京都では、口座振り込みによる能登半島地震に対する義援金を受け付けています。
振込先は、みずほ銀行東京都庁出張所 普通口座3011103で、口座名は「令和6年能登半島地震東京都義援金」です。

© TOKYO MX