きょう（火）も東日本を中心に晴れるが、西から天気は下り坂に向かう見込み。今夜は九州で雨が降り出す予想で、あす3日（水）は西日本で大雨のおそれがある。特に、九州北部は明け方～朝にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要となる。

満開のさくらを打つ雨

　きょう（火）の日本付近は高気圧に覆われ、東日本を中心に穏やかに晴れている。午前中は福岡や長崎、熊本でさくら（ソメイヨシノ）が満開となり、仙台で平年より6日早く開花の発表があった。ただ、午後は西から前線が近づく影響で、九州は今夜から雨が降り出す見込み。遅い時間には四国や中国地方でも雨となり、九州は雨脚が強まりそうだ。

　九州北部はあす（水）明け方～朝に発達した雨雲がかかる予想で、雷を伴い局地的に1時間に50ミリの非常に激しい雨の降るおそれがある。短時間で一気に雨量が増えるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風、交通機関への影響も意識しておきたい。

　そのほかの西日本も、あす（水）は雨脚が強まる予想で、午後は東日本でも次第に傘が必要になりそうだ。なお、九州は夕方以降、再び雨の強まる可能性がある。4日（木）午前中も、西・東日本は太平洋側を中心に雨が降りやすい見込み。

晴れ長続きしない

　日本海側は4日（木）午後から天気が回復し、5日（金）にかけては晴れるが、太平洋側は雲が取れるまで少し時間がかかりそうだ。6日（土）は、関東や北日本で晴れる所が多いいものの、西から再び雨雲が近づく見込み。7日（日）は太平洋側を中心にぐずついた天気となり、週明け月曜日も足取りが重たくなる空模様が続きそうだ。

（気象予報士・高橋和也）