鎮西学院大で入学式 176人が新たな一歩 長崎

誓いの言葉を述べる吉田さん=諫早市、鎮西学院大

 長崎県諫早市西栄田町の鎮西学院大で1日、入学式があり、新入生176人がそれぞれの夢と希望を胸に、新たな一歩を踏み出した。このうち、ベトナムやネパールなどからの外国人留学生は15人。
 同校であった式で姜尚中学長は、3月に米アカデミー賞長編アニメーション賞に輝いた「君たちはどう生きるか」の原作で、吉野源三郎の同名小説を紹介。「自分中心の考え方から離れ、相対的な見方や複眼的な視点で世界を観察し、この4年間で自分がどう生きるかをテーマに、自分の頭で考えてほしい」と激励した。
 新入生を代表し、社会福祉学科の吉田七菜さん(18)が「知識や技術だけでなく、今の社会に求められる幅広い視点から物事を考え、総合的な力を身に付けていきたい」と誓いの言葉。経済政策学科4年で学生会会長の永田恭平さん(21)は「大学生だからできる事、大学生にしかできない事など、たくさんの事をここで経験してほしい」と歓迎の言葉を述べた。

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