小倉智昭氏が「羽鳥モーニングショー」に収録出演 玉川徹氏は”そば屋談判”明かすが…

小倉智昭氏

2021年までフジテレビ系「とくダネ!」に出演していたキャスターの小倉智昭氏が、2日のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に収録映像で登場。マラソンの高橋尚子さんが当時の世界最高記録を出した01年ベルリン・マラソンで履いた靴などの「お宝コレクション」やこだわりの「シネマルーム」などが紹介された。

同じ朝の情報番組として競い合った「モーニングショー」と「とくダネ!」。羽鳥アナ直々の取材を受けた小倉氏は、目の前の相手の仕事ぶりについて「司会者としての回し方とか仕切りとか、頭が良いから切り返しの速さとかあるじゃない。それは絶妙だよね」「羽鳥君が良いのは絶対人に嫌われないタイプ」と絶賛した。

今のテレビ、情報番組をどうみるかを聞かれると「面白くないね」。出演者が人の顔色をうかがいながら話し、かつそれぞれの役回りが決まっていると指摘。「なんだかんだでコンプライアンスとか言い過ぎだよね」とも。自身は「炎上するなって分かってて踏み込んじゃうから。そら来たっていう感じで楽しむところがあるから」と振り返った。

22年間続いた「とくダネ!」を仕切ってきた小倉氏。「モーニングショー」コメンテーターの玉川徹氏は、「小倉さんって、僕も30年以上朝帯のワイドショーとかやってきましたから、僕にとっては厚くて高い壁だったんですよ。真裏で戦ってましたから」と存在の大きさを語った。

「いったいどうやったらこの壁を乗り越えることができるんだろうって、ずっと考えながら最終的に出した結論は、小倉さんの機能を分離すればいいんだって思った。だから羽鳥さんにそば屋で相談した」

玉川氏から見た小倉氏は〝毒〟も吐けるマルチ型。その機能を「モーニングショー」においては分担する。「羽鳥さんはいい人だから〝いい人〟をやってくださいと。僕は小倉さんの毒の部分をやろうと思った」。それをそば屋で羽鳥アナに伝えたという。「小倉さんを分析して、それで戦っていこうとして。今こうやってモーニングショーが生き残っているということで言うと、小倉さんに感謝しているし、僕も1回お話してみたいと思ってます」

だが、羽鳥アナはこのそば屋談判について「ごめんなさい、僕もう何回も聞いてるけれど、本当に言われた記憶がない。1回もない」。この反応に玉川氏は「お願いしますよ。あそこは僕の大決断だったんですから」と苦笑していた。

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