美波町議会議員の男性を不起訴処分 秋祭りへの寄付が公選法違反の疑いとして3月に書類送検【徳島】

徳島県美波町内の秋祭りに寄付した行為が公職選挙法違反に当たる疑いがあるとして書類送検されていた町議の男性を、4月1日に徳島地検は不起訴処分にしたことを発表しました。

不起訴となったのは、美波町議会の元副議長の71歳の男性です。

捜査関係者などによりますと、この町議は2022年と2023年、美波町内の神社の秋祭りで、奉納花火の費用として、それぞれ1万円を寄付した行為が、「政治家が選挙区内で寄付することを禁じた公職選挙法違反の疑いがある」として、町内の有権者から警察に刑事告発され、2024年3月、書類送検されていました。

4月1日、この件について徳島地検は、この町議を3月28日付けで不起訴処分にしたと発表しました、理由は明らかにしていません。

不起訴となった町議は四国放送の取材に対し、「神社に氏子として寄付をした。選挙目的ではなかったことを認めてもらえてよかった。今後は寄付はしない」と、コメントしています。

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