青森県は1日、働き方改革の一環として新たに、年間を通じて職員にノーネクタイ、上着を着用しない軽装スタイルでの勤務を認める「県庁A-biz(エービズ)」を開始した。
青森市の県庁4階にある誘客交流課では、職員がノーネクタイ姿をはじめ、ポロシャツなど身軽な服装で業務に当たる様子が見られた。
西野広平主査(35)はジャケットを脱ぎ、タートルネックのセーター姿で勤務。「肩肘張らずリラックスできる服装で、仕事もしやすい」と話した。
県は従来、軽装勤務を5~10月に実施。働きやすい環境づくりを目指し、時期の制限を取り払った。宮下宗一郎知事は1日の記者会見で「県民から見ても、気軽に立ち寄って相談できる県民目線の普段着の県庁を実現できる」と述べた。
同日は弘前市でも職員の通年での軽装勤務が始まった。ノーネクタイやポロシャツ、スニーカーなど、動きやすい服装での勤務を認める。