ラツィオ鎌田大地が先発出場で勝利に貢献 インテルは完勝でスクデットに一歩前進|セリエA 第30節 結果まとめ

写真:鎌田はユヴェントス戦で80分まで出場した ©Getty Images

日本時間3月30日から4月2日にかけて、セリエA第30節の10試合が行われた。

イゴール・トゥドール新監督の初陣となったラツィオはホームにユヴェントスを迎えての一戦。3-4-2-1の布陣を採用し、鎌田大地はセントラルMFの位置で先発出場した。ラツィオは人数をかけた攻撃で何度もチャンスを創出し、ユヴェントスは左ウイングに入ったフェデリコ・キエーザを起点に効果的な攻撃を仕掛けていく。両チームともにゴールが生まれないまま迎えた90+3分、ラツィオはマテオ・ゲンドゥージのクロスにアダム・マルシッチが飛び込み、ヘディングシュートを決めてついに均衡を破る。これが決勝点となり、ラツィオが新体制での初勝利を飾った。鎌田は79分まで出場し、攻守両面で存在感を発揮。ユヴェントスはこれでリーグ戦4試合未勝利となった。

残留争いを演じるエンポリをホームに迎えた首位インテルは立ち上がりから主導権を握ると、5分にはフェデリコ・ディマルコが豪快なボレーシュートを決めて早くも先制する。その後も優勢に進めながらもなかなか追加点を奪えなかったが、81分には右サイドからのクロスをアレクシス・サンチェスが丁寧に流し込んで追加点を奪い、2-0で完勝。勝ち点を79に伸ばしている。

2位ミランはフィオレンティーナとのアウェーゲームに挑んだ。両チームともに決定機を生かし切れずに前半を0-0で終えると、後半開始早々の47分にルーベン・ロフタス=チークのゴールでミランが先制する。対するフィオレンティーナも50分、アルフレド・ダンカンのミドルシュートで同点に追いつくが、53分にスルーパスを受けたラファエウ・レオンが得意のドリブルでGKをかわしてゴールに流し込みミランが勝ち越しに成功。これが決勝点となり、ミランが2-1で勝利を収めた。

ナポリとの上位対決に挑んだアタランタは、26分のアレクセイ・ミランチュクの得点を皮切りに3ゴールを奪い、3-0で快勝。ナポリは8位に後退し、ラツィオが7位に順位を上げた。サレルニターナをホームに迎えたボローニャは、14分のリッカルド・オルソリーニのゴールを皮切りに3ゴールを奪い、3-0で快勝。勝ち点を57に伸ばし、3位ユヴェントスに2ポイント差まで迫った。レッチェ vs ローマは両チームともに決め手を欠き、スコアレスドローに終わっている。

ジェノア vs フロジノーネ、カリアリ vs ヴェローナ、サッスオーロ vs ウディネーゼはいずれも1-1のドロー。トリノは1-0でモンツァに勝利している。

◉セリエA 第30節 結果

ナポリ 0-3 アタランタ
ジェノア 1-1 フロジノーネ
トリノ 1-1 モンツァ
ラツィオ 1-0 ユヴェントス(ハイライト動画
フィオレンティーナ 1-2 ミラン(ハイライト動画
ボローニャ 3-0 サレルニターナ
カリアリ 1-1 ヴェローナ
サッスオーロ 1-1 ウディネーゼ
レッチェ 0-0 ローマ(ハイライト動画
インテル 2-0 エンポリ(ハイライト動画

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