【虎に翼】初回視聴率16・4% 前作「ブギウギ」から微減も「らんまん」上回る

「虎に翼」ヒロインを演じる伊藤沙莉

1日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」の初回視聴率が、世帯平均で16・4%(関東地区、以下同)、個人は9・3%だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。いずれも前作「ブギウギ」を0・1ポイント下回った。昨年4~9月の「らんまん」(世帯16・1%、個人8・8%)よりは高いスタートを切った。

朝ドラ初回の世帯平均視聴率は、2021年度後期の「カムカムエヴリバディ」から6作連続で16%台。同年度前期の「おかえりモネ」が19・2%。20%台は20年度前期の「エール」にさかのぼる。

「虎に翼」は日本で女性初の弁護士、判事、裁判所長となった三淵嘉子さんがモデルのヒロイン・猪爪寅子を伊藤沙莉が演じている。1日の放送では、「良妻賢母」など世間で当たり前のように思われていた女性像に疑問を抱く寅子が、厳格な母親(石田ゆり子)らのもとで意に沿わぬ見合いを繰り返す姿などが描かれた。

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