バイデン陣営、トランプ氏の「政治的暴力」非難 投稿動画巡り

Nandita Bose

[ワシントン 1日 ロイター] - 11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営は1日、トランプ前大統領が交流サイト(SNS)に投稿した動画について、政治的暴力をあおっていると批判した。

トランプ氏が先月29日に自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿した動画には、トランプ氏支持の旗を掲げて走るピックアップトラックが映っているが、トラックの後部パネルにはバイデン氏が縄で縛られ拘束されている姿が描かれていた。

バイデン陣営の報道担当者は「ドナルド・トランプは自分のためになると思えば、平気で暴力を振るう。事実、暴力を奨励している。端的に言えば、トランプの選挙運動はそれが目的だ。復讐が目的だ」とし「政治的暴力がドナルド・トランプの政治ブランドの柱であり、それは変わっていない」と述べた。

トランプ氏はこれまでも政敵の投獄や憲法停止を公然と呼びかけるなど過激な発言を繰り返している。

ロイター/イプソスの最新世論調査によると、バイデン氏は僅差でトランプ氏をリード。登録有権者の39%は、今日大統領選が行われれば、バイデン氏に投票すると回答、トランプ氏に投票するとの回答は38%だった。

© ロイター