ジャズベーシスト“大塚恵”、1stアルバム『Spontaneously』をリリース

関西で活動するジャズベーシストの大塚恵が信頼を寄せるメンバーと大阪のジャズスポット「SUB」で結成した“大塚恵パンゲア”が、1stアルバム『Spontaneously』を5月8日(水)にリリース。

ベーシスト大塚恵が自身の暮らしや自然に囲まれた日常からインスピレーションを受け作曲したオリジナル4曲とその他メンバーの楽曲、さらに盟友・側島万友美のオリジナルを加えた全8曲を収録。コンテンポラリーな曲調からどこか懐かしい曲まで、いずれもジャズスピリッツ溢れるサウンドに仕上がってます。谷町九丁目「SUB」で切磋琢磨し培われた本作の4人の音は、まるで目の前でライヴを聴いているような臨場感が魅力的です。

[推薦文 ジャズ・ピアニスト / ライター 西山瞳]
大阪にSUBというジャズ喫茶がある。歴史の長いこの場所で沢山のミュージシャンが育ち、羽ばたいていった。そのSUBから、大塚恵のデビュー・アルバムが世界に向けて放たれる。このバンドの音色の寄り添いとアンサンブルを聴くと、お互いへの信頼がすぐにわかるだろう。各人が自立した個性として存在しながら、緊密にアンサンブルしていく。現代ジャズと紹介することは簡単だが、このリアルタイムで感じる心の深部の繋がりこそがジャズ・アンサンブルの悦びであり、デビュー作でこのアンサンブルの根本をしなやかに提示した彼女の志の高さに、同じミュージシャンとして敬意を表したい。この素晴らしい内容が関西発でリリースされることも、とても嬉しい。(2024年3月)

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