「何事にも動じない男」ドジャース左腕が国歌斉唱で“鷲に襲われる衝撃映像”に再脚光!2死満塁ピンチでは「猛禽類よりは安全だ!」の声も

現地4月1日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦。試合は6回を終えてドジャースが6-1でリードしており、2番・DHで先発出場の大谷翔平は第2打席でライト線を破る2塁打を放つなど、ここまで3打数1安打1打点と気を吐いている。

ドジャースの先発は今季加入の左腕、ジェームズ・パクストンだ。35歳のベテランは巧みな投球術でジャイアンツ打線を翻弄し、5回を投げて4安打5三振5四球無失点の好投。3-0の状況で勝ち投手の権利を得てマウンドを降り、ベンチでデイブ・ロバーツ監督から労いの言葉を受けた。

そんなパクストンの有名なエピソードを、ライブ中継したNHK-BSが映像で紹介した。2018年4月5日、シアトル・マリナーズ時代のパクストンを襲ったハプニングだ。敵地でのミネソタ・ツインズ戦の国歌斉唱時、アメリカの国鳥である鷲(イーグル)がフィールドを舞った。しかし鷲匠のところへ戻るはずが、なんと帽子を脱いで国歌に聞き入っていたパクストンの目の前に着陸してしまう。

すると鷲は大きな翼を広げてパクストンに接近し、右肩に乗ろうとチャレンジ。そうとうに恐ろしいシチュエーションのはずだが、パクストンはまったく慌てる素振りもなくやり過ごした。NHKの実況は「何事にも動じない男、を示す映像です」と形容し、そのおよそ1か月後にノーヒット・ノーランを達成した事実を伝えた。まさに鷲襲撃が“吉兆”となったわけだ。
放送を観たファンはX(旧ツイッター)上で反応。「ワシに襲われてたあの投手か!」「鷲に愛されてるなぁ」「恐怖映像じゃん」「鷲はパクストンに幸運をもたらした」「まったく動じてない笑」といった声が寄せられ、今日の試合で迎えた2死満塁のピンチでは「猛禽類よりは安全だ!」の書き込みも。窮地を凌いでも、パクストンは表情ひとつ変えなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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