不登校支援へ結束 四国中央の住民3団体が「ムスビメ」設立 強み相乗で活動強化

 愛媛県四国中央市で個別に活動している不登校の子ども支援の住民グループが一つにまとまったボランティアグループ「musubi―me(ムスビメ)」のキックオフイベントが3月24日、川之江地域であり、参加者が日ごろの心配事について気軽に話し合った。

 「ムスビメ」はそれぞれ川之江、三島、土居の各地域で活動している「シリウス」「ほっとそっとmama」「トーキョーコーヒー四国中央」の3団体が中心となり、昨年結成。個人の賛同者も順次加わり、現在は約10人で活動している。

 24日に川之江ふれあい交流センター(四国中央市川之江町)で開いたキックオフイベントでは、不登校にとどまらず、普段の育児の悩みなども気軽に相談できる「ムスビメカフェ」を初めて開催。市内の別のボランティア団体にも協力を依頼し、工作ワークショップなどと同時開催することで子どもも一緒に来場できるように工夫した。

不登校への対応などについて講演した四国中央病院の新野医師

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