京都の高校ラグビー部を強豪に育成 92歳の元監督招き世代超えた交流

女子の体験会で、攻守の練習に取り組む参加者ら(宝が池球技場)

 花園高ラグビー部を全国高校大会で3度の準優勝に導いた川勝主一郎さん(92)を招き、子どもらに競技に親しんでもらう催しが24日、宝が池球技場で開かれた。時折、小雨が混じる中、参加者が元気よく楕円(だえん)球を追いかけた。

 府や関西のラグビー協会長を歴任した川勝さんとともに京都から競技の発展を目指そうと、同部OB会が主催。小学生の12人制や女子の体験会、中学生の試合が行われた。

 女子の体験会には、小学生から社会人の約40人が参加。パス回しといった基本動作のほか、スクールの選手の防御をかいくぐってトライを決める練習などで汗を流した。

 大開小5年の児童(11)は「中学生にいろいろと教えてもらい、できるようになった」といい、松ケ崎小4年の児童(10)は「練習でできなかったことができたので楽しかった」と話した。川勝さんは「多くの人が参加してくれてよかった」と目を細めた。

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