ソフトテニスで2年連続全国へ 田辺TRCの中本さん、シングルスで和歌山県3位

和歌山県大会で3位に入り、全国大会に出場する中本稜さん

 和歌山県ソフトテニスシングルス選手権大会(県ソフトテニス連盟主催)がこのほど、和歌山市の紀三井寺公園庭球場であり、男子の部で田辺市のTRCに所属する中本稜さん(27)が3位に入り、2年連続で全国大会の出場を決めた。全国大会は5月18、19日、福島県会津若松市である。

 県大会の男子の部には、高校生から一般の35人が出場した。中本さんは、予選ブロックで和歌山北高校と県庁の選手に勝って1位で通過した。トーナメントの準々決勝では、格上という粉河KTC(紀の川市)の選手に2ゲーム先取されたが、そこから4ゲームを連取して逆転勝ちし、3位以内の全国大会出場権を獲得した。準決勝では和歌山工業高等専門学校の選手と対戦したが、試合途中に足がけいれんしたため棄権した。優勝は県庁の選手だった。

 中本さんは「1月に県外のレベルの高いシングルスの大会に出場し、勝てなかったが、強い人に勝つにはどうしたらいいか試行錯誤した。今回、格上の選手に逆転で勝つことができて自信になった」と話す。

 昨年も同じ県大会で3位に入賞し、全国大会に出たが1回戦で敗れており「トレーニングを頑張り、レベルアップしたと思うので今年は全国で勝ちたい」と話している。

 中本さんがテニスを始めたのは中学校の部活動から。高校でも続け、全国大会や近畿大会に出場したことはなかったが、社会人になってからTRCで練習に励んでいる。平日の夜に文里テニスコート(田辺市文里2丁目)などで練習しており、仲間を募集しているという。問い合わせは中本さん(080.2544.6748)へ。

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