西広島バイパス延伸事業 今年度に着工へ 国が予算に計上

国道2号線の慢性的な渋滞緩和に向けた、西広島バイパスの延伸事業に、国が予算を計上しました。長年ストップしていた事業が、今年度、着工される見通しです。

西側は廿日市市地御前から始まる、国道2号の「西広島バイパス」は、現在、広島市西区観音本町で途絶えています。

延伸事業では、そこから広島市中心部を東西に横切るように中区平野町まで2.3キロメートル伸ばす計画で、出口が3か所、入り口が2か所設けられる予定です。

中国地方整備局によりますと、今年度、事業費として9億4500万円が確保され、工事費や調査設計費に充てられるということです。

沿線住民を対象にした説明会は、23年秋から始まっていて、工期は7~8年の見込みで、延伸区間全体の事業費は446億円となり、そのうち3分の1を広島市が負担すると示されています。

延伸事業をめぐっては、広島市が財政難を理由に中断していましたが、2016年から再開を求めていて、国は4年前に再開を決定していました。

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