川でトラクターのタイヤに付着した土を落としていた? 岩手・紫波町で川に流された85歳男性が死亡

岩手県紫波町で2日、行方不明になっていた85歳の男性が川に浮かんでいる状態で発見され、死亡が確認されました。

亡くなったのは紫波町犬渕の農業・佐藤正人さん(85)です。紫波警察署などによりますと、1日の午後7時ごろ、「同居する家族が帰ってこない」「川でトラクターを発見した」と佐藤さんの家族から消防に通報がありました。通報を受け、トラクターが発見された紫波町犬渕の滝名川に架かる滝名川橋から東に約200メートルの付近を警察と消防が捜索しましたが発見には至らず、川が増水していたため1日の捜索は打ち切られました。翌2日の午前5時から捜索を再開したところ、約30分後にトラクターの発見場所から100メートルほど下流の中州近くに浮かぶ佐藤さんを発見し、その場で死亡が確認されました。死因は溺死でした。滝名川では、トラクターを川に入れてタイヤに付着した泥や土を落とす人がいるということで、警察は佐藤さんが泥を落とす作業中に誤って川に落ちた可能性をあるとみて、詳しい状況を調べています。

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