「本当に良い仕事をした」復帰戦で守備の任務を果たした冨安健洋に現地メディアからは賛辞! 一方で「少しばかり錆びついて見えた」との見方も

現地時間3月31日に行なわれたプレミアリーグ第30節、アーセナルはマンチェスター・シティと0-0で引き分けたが、この大一番で冨安健洋が復帰。昨年末の20節フルアム戦以来となるプレーを披露した。

66分に左SBのヤクブ・キビオルとの交代でピッチに立った背番号18。ふくらはぎの負傷により、アジアカップを終えてアーセナルに再合流して以降は長く戦線を離脱していたが、3月12日のチャンピオンズリーグ・ポルト戦でようやくベンチ入りを果たし、ついに復活を遂げている。

ともにスコアレスという緊張感が漂う中での交代出場となるも、ホームチームの強力な攻撃に的確な対応を見せ、無失点に貢献した日本人DFについて、現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』、日刊紙『THE Sun』、『Daily Mail』紙、『The Telegraph』紙は、それぞれ10点満点の採点で「6」と、及第点を与えた。

『The Standard』紙も同採点とし、寸評では「ジェレミー・ドクの脅威を阻止するために登場し、堅実なプレーを披露した」とその仕事ぶりを評価。米国の大手放送局のスポーツサイト『NBC Sports』は「7」の高採点で、「守備面では、ドクに対して本当に良い仕事をした」と称賛している。
スポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版は「5」と厳しい採点を付与したものの、その寸評は「ドクを止めるために起用され、その役目を果たした。怪我からの復帰初戦ということもあり、幾つかミスを犯したものの、それ以外では良いプレーを披露した」と比較的ポジティブな内容に。対して、『sportskeeda』は「後半途中に投入され、まともなパフォーマンスを発揮した」と記述し、「6.5」の高採点を付与した。

ロンドンの地元メディアでは、総合サイト『London World』も「ドクに対処するためにピッチに立ち、そのプレーは堅実だった」と守備面での貢献を強調し、採点は「6」。『football.london』も同採点で、「ほとんどの場面でドクの脅威を封じ込めたが、やや簡単にCKを相手に与えてしまった」と、こちらは悪い点にも言及している。

データ専門サイト『Squawka』は「4」の厳しい採点で、「2024年に入ってから初めての出場であり、少しばかり錆びついて見えても仕方がないだろう」と寸評もネガティブ。アーセナルのクラブ専門サイトでは、『PAIN IN THE ARSENAL』も採点は「4」止まりだった。

構成●THE DIGEST編集部

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