県内死者245人に 輪島で1人増能登半島地震

能登半島地震発生から3カ月がたち、思い出の品が何か残ってないか探しに訪れた男性=1日午後1時55分、輪島市の朝市通り周辺

 石川県は2日、能登半島地震による死者が輪島市で新たに1人確認され、県内で245人になったと発表した。安否不明者3人のうちの1人で、不明者は2人となった。

 市町別の死者数は輪島市106人、珠洲市103人、穴水町20人、能登町8人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。

 断水被害は29日の前回発表から1180戸減の6680戸となった。断水世帯の内訳は珠洲市4250戸、輪島市1780戸、能登町580戸、内灘町70戸となった。七尾市は1日で解消された。

 11市町148カ所に開設した1次避難所には3740人が身を寄せており、避難者数は4千人を切った。これとは別に1.5次避難所に96人、2次避難所に3312人が避難している。

 県内の住宅被害は全壊8361戸、半壊1万5388戸、一部破損5万2365戸となった。

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