地域の足 継続運行 市コミュニティバス「おに丸号」相去線

「おに丸号」相去線が運行開始し、出発を見送る地域住民と関係者=北上市・相去地区交流センター

 3月末の県交通の路線廃止を受け、奥州、北上、花巻の3市で新たな路線バスの運行が始まった。地域住民や観光客の移動手段としての役割が期待される。

 北上市コミュニティバス「おに丸号」相去線が1日、運行を開始した。3月末で廃止された県交通北上金ケ崎線の代替路線として相去地区と市街地を週3日、1日4往復し、住民の足を支える。

 おに丸号相去線は月、水、金曜日(祝日、年末年始除く)に朝から午後まで計4便、28人乗りバスで運行。同市相去町の笹長根停留所から相去仲町を経て北上済生会病院、北上駅前など市街地を経由し、再び相去地区を通り同停留所に戻る。同地区交流センター前に停留所を新設した。運賃は片道100~200円。

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