不来方高出・菊池杏菜ハンドボール代表入り 五輪女子最終予選

女子日本代表に選ばれた菊池杏菜(後列右から2人目、アランマーレ)ら=東京都内

 【東京支社】日本ハンドボール協会は1日、パリ五輪女子世界最終予選(11日開幕・ハンガリー)に臨む日本代表20人を発表し、盛岡市出身のレフトバック菊池杏菜(25)=アランマーレ、不来方高=が初めて選ばれた。菊池は「1点が欲しい場面や苦しい場面で起用されると思う。フィジカルの強さを生かし、自分のプレーでチームの流れを変えたい」と意気込みを語った。

 楠本繁生監督は東京都内で行われた記者会見で「切符をつかむ最終チャンス。目の前の一戦一戦に集中したい」と力を込めた。3月の直前合宿から参加する菊池について「ずばぬけた瞬発力がある。スピードを生かし、大きい選手を突破する力を持っている」と評価した。相沢菜月主将(北国銀行)は「厳しい戦いだが、最後の1点をつかみ切れるようにチームで戦いたい」と決意した。

 最終予選は4チームによる総当たり戦で行われ、上位2チームがパリ切符を獲得。日本は昨年12月の女子世界選手権17位で、同4位のスウェーデン、同24位のカメルーン、同10位のハンガリーと対戦する。

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