川崎移籍の裏側語る。ゴミス「トルコやサウジで…」日本での現役引退も示唆

バフェティンビ・ゴミス 写真:Getty Images

川崎フロンターレ所属の元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスが、今月3日に明治安田J1リーグ第6節の横浜F・マリノス戦を控える中、Jリーグ挑戦の理由を語っている。

ゴミスはかつてオリンピック・リヨンをはじめ、リーグアン(フランス1部)複数クラブでプレー。オリンピック・マルセイユ時代でDF酒井宏樹(現浦和レッズ)とチームメイトだったほか、トルコ1部ガラタサライでは日本代表DF長友佑都(現FC東京)とともにリーグ制覇。サウジアラビア1部アル・ヒラルではAFCチャンピオンズリーグ決勝で浦和を下すなど、川崎移籍前から日本人選手やJリーグとの繋がりがあった。

そんな中、2022/23シーズン終了後にガラタサライを契約満了により退団すると、昨年8月に川崎へ加入。来日1年目の2023シーズンはリーグ戦で8試合に出場して3アシストをマーク。今季はここまで1試合の出場にとどまっている。

38歳にしてJリーグに新天地を求めたゴミス。今年3月下旬にフランスメディア『RMCスポーツ』の番組に出演した際、日本行きを決めた背景を訊かれると、以下のようなコメントを残している。

「僕も家族も、日本での経験をとても気に入っているよ。フランスで長い時間を過ごしたから、新しい文化を知るために、少し前から海外を飛び回ると決めていたんだ。すでに数か国でプレーしたし、トルコとサウジアラビアでは個人でもチームでもいくつかタイトルを獲得したけど、その後に環境を変えようと思ったのさ」

「この年齢になると、やはり家族の存在が大きくなる。家族がサポートしてくれたおかげで、日本への移籍を決断することができた。僕も家族も、日本のような美しい国に行きたいと思っていたからね」

なお、『RMCスポーツ』をはじめ複数メディアによると、ゴミスと川崎の契約は2025年1月までとのこと。同選手は川崎移籍決定直前に、フランス紙『レキップ』のインタビューで「自分の知らない国で、新たな、そして最後の挑戦を探している」とコメントを残していることから、川崎で現役を退く可能性も考えられる。

© フットボール・トライブ株式会社