【特殊詐欺】ネットバンキングによる口座不正操作や架空料金請求など…県内で高額詐欺被害相次ぐ(静岡県)

沼津市の80代女性が警察官などをかたるうその電話をきっかけに預金約3200万円をだまし取られたほか、浜松市の70代の男性がその電話で、約500万円分のプリペイドカード利用権をだまし取られるなど3月から4月1日にかけ静岡県内で高額詐欺被害が相次ぎました。

警察の調べによりますと、3月中旬から末にかけ沼津市に住む80代の女性宅に、警察官や検察官などをかたる人物から「逮捕した暴力団の家からあなた名義の預金通帳が出てきて犯罪の嫌疑がかかっている」などとうその電話があり、「あなたの口座をネットで利用できるよう申し込みし預金を集めて」との指示に従ったところ、複数回にわたり預金計約3200万円を他人名義の口座い移し替えられだましとられたということです。また、浜松市に住む70代の男性は、3月末から4月1日にかけて、パソコンで動画サイトを閲覧中に画面が動かなくなり、表示された番号に電話をかけたところ、ソフトウェア会社の社員を名乗る男から、「あなたのパソコンはハッキングされている、止めるにはお金がかかる」などといわれ、2日間にわたりコンビニエンスストアで指定されたプリペイドカードを購入し、相手に番号を教え、計約500万円分の権利をだましとられました。

いずれも警察では同様手口による詐欺被害に注意するよう呼びかけています。

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