那覇―バンコク便4年ぶり就航 タイ・エアアジア 初便の搭乗率は95% CEO「成長の可能性を感じさせる」

タイ・エアアジアのバンコクー那覇便の初就航を歓迎する沖縄県の玉城デニー知事ら=2日午後3時ごろ、那覇空港国際線到着ロビー

 格安航空会社(LCC)のタイ・エアアジアは2日、バンコク―那覇の定期便を初就航した。第1便が午後3時ごろ、那覇空港に到着し、玉城デニー知事や沖縄コンベンションビューロー(OCVB)の下地芳郎会長らが歓迎した。

 第1便で到着した同社のサンティスク・クロンチャイヤ最高経営責任者(CEO)は「初便の搭乗率は95%と高く、成長の可能性を感じさせる」と自信をのぞかせた。同路線の直行便の就航は2020年2月以来4年ぶり。

 バンコク―那覇便は火、木、土、日曜日の週4日、1日1往復を運航する。バンコクから那覇への来訪で年間3万人の利用を目指す。

 玉城知事は那覇空港で開かれた歓迎式典で、「就航を機により多くの皆さまが沖縄に関心を持ち、訪れていただけると期待している」とあいさつした。

 クロンチャイヤCEOは式典後の取材に応じ、「沖縄は万座毛など風光明媚(めいび)な観光地があり、独自の文化と人の優しさが魅力だ」と語った。(政経部・大川藍、金城紅映)

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