リバプール行きの噂に「スポルティングCPの監督でしかない」 渦中のアモリム監督は自身の後任話に苛立ちも

スポルティングCPを率いるアモリム監督[写真:Getty Images]

スポルティングCPのルベン・アモリム監督(39)が去就話に言及した。

アモリム監督は2020年3月からスポルティングCPを指揮し始め、2000-21シーズンのチームを19年ぶりのプリメイラリーガ優勝に。ここ2季こそリーグタイトルから遠ざかるが、今季は日本代表MF守田英正のほか、ブレイクのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュを擁し、トップに立つ。

そんな青年監督だが、手腕が評価され、今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督の後任候補としてリバプール行きの噂が…。本命だったレバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が続投を表明したため、アモリム監督が現在の筆頭候補と目されるようになり、より動向が注目されるところだ。

一部メディアではアモリム監督の後任を巡る話に発展しており、スポルティングCPがバイエルンのアシスタントコーチを務めるアンソニー・バリー氏を後任検討との報道も。イギリス『スカイ・スポーツ』によると、アモリム監督はその報道に苛立った。

「唯一の関心事は彼らが私の代わりを用意しているという話。それが一番腹立たしい。今日も(スポーツディレクターのウーゴ・)ヴィアナに『そんなことはないから落ち着け』と言った。私が注意したのはそれだけだ」

また、選手に対する影響を問われると、「いや、それも彼らの人生の一部だからね。彼らに影響を与えるのは彼らそれぞれの将来だけだ」と否定した。

「誰もが自分のことを考えている。他クラブとの交渉があれば、試合に向けた準備に支障をきたしうる。選手からすれば、普通のこと」

「監督はそんなの一切考えない。スポルティングCPの監督であり、スポルティングCPの監督でしかない。だから、仕事も同じだし、準備も同じ。誰もがタイトルに集中しているのは明らかだ」

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