新年度2日目、約4万4000人に影響…東北新幹線・工事車両の「油漏れ」で約6時間運転見合わせ

東北新幹線は2日、福島市内での工事車両の故障の影響で、朝から東京と仙台の間で運転を見合わせましたが、昼すぎに全線で運転を再開、しかしきょう一日、ダイヤが大幅に乱れました。

JR東日本によりますと、東北新幹線は2日午前5時すぎ、福島駅で夜間作業に使用していた工事用の車両から、線路上に油が漏れていることが確認されました。この影響で、東北新幹線は東京と仙台の間が上下線で運転を見合わせました。

浦部智弘アナウンサー「午前9時すぎのJR福島駅に来ています。東北新幹線が上下線運転見合わせということで、ホームから多くの人が戻ってきています。」

新年度を迎えて2日目、移動する人が多いこの時期、朝の通勤を含めて大きな影響が出ました。JR東日本のまとめでは、影響があった利用客はおよそ4万4000人とみられています。福島駅では、予定と違って新幹線を降りた人や窓口で払い戻しを求める人などで混み合いました。

関東へ向かう予定の人「午前中待ってみてダメだったら帰ります」 東京へ向かう予定の人「車で今から移動するかどうするかまだ決めかねています」

運転見合わせからおよそ6時間後の午前11時前。東北新幹線は、東京と福島の間の上下線で運転を再開しました。また、残っていた福島と仙台の間の上下線も午後0時半ごろ運転を再開しました。しかし東北・山形そして秋田新幹線は現在もダイヤが乱れています。

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