高橋一生主演「岸辺露伴は動かない」シリーズ新作「密漁海岸」&映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の放送が決定

高橋一生が主演を務めるNHK総合のドラマ「岸辺露伴は動かない」。5月10日にその最新作となる第9話「密漁海岸」(午後10:00)が放送されることが決定。さらに、5月6日(午後3:55)には、昨年5月公開された映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」もオンエアされる。

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズで世界的な人気を誇る荒木飛呂彦氏の原作漫画を実写化した「岸辺露伴は動かない」。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力=“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋)が、編集者・泉京香(飯豊まりえ)と共に奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かっていく。

「密漁海岸」では、露伴と京香が、露伴邸の近くにひっそりとオープンしたイタリアンレストランを訪問。そこで出会ったのは、提供する料理で客の体の悪いところを改善させる不思議な力を持ったシェフのトニオ・トラサルディ(Alfredo Chiarenza)だった。トニオは露伴に、どんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れようと密漁の話を持ちかける。実はトニオには、重い病気を抱えた森嶋初音(蓮佛美沙子)というフィアンセがいた――。

映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」では、露伴が美の殿堂・ルーヴル美術館を舞台に、「黒い絵」の謎にまつわる事件に挑む。高橋、 飯豊のほか、長尾謙杜、安藤政信、美波、木村文乃らが出演する。

青年時代に淡い思いを抱いた女性から、この世で「最も黒い絵」の話を聞いた露伴。それは、最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。時はたち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は、取材とかつての慕情のためにフランスを訪れる。

しかし、不思議なことに美術館の職員すら「黒い絵」の存在を知らなかったが、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下にある「Z-13 倉庫」だった。そこで露伴はその絵が引き起こす恐ろしい出来事に対峙(たいじ)する。

高橋は「岸辺露伴のシリーズに参加させていただくのは、5年目に突入しましたが、いつも作品の最中に続編の話が自然と話に上がってくるような現場だったので、今回の続編がいつはっきりと制作決定したのか記憶があいまいです。ただ、当初から自分たちが納得できるところまで、露伴の世界をやり切りたいという気持ちは、チーム全体にあったように思います。中途半端に終わらせてしまいたくない、乗り掛かった船だから。外に向かっての気持ちではなく、あくまで自分たちが納得できるところまで。です」と本シリーズへの深い愛をにじませる。

続けて、「それだけこの作品に掛ける熱が絶えず、チームにあったのではないかと思います。気持ちや熱といった、目に見えないものをこれだけ目に見える形にしてこられたことは、当たり前のことではありますが、目には見えない何かが最も大事なことであることを表しているように感じています。シリーズを重ねたことで、露伴の通底する精神や、ルーヴルで描かれた露伴の過去があることで、露伴がそこにいる説得力も、目に見えない大事なものとして作品一つ一つに入れ込むことができたと思います。精神力の具現化を“スタンド”といいます。目に見えない何かを感じている皆さんスタンド使いには分かっていたことだとは思いますが、ルーヴルがテレビ初放送です。楽しみですね。というわけで、密漁をします」とメッセージを寄せている。

なお、BSプレミアム4Kでは、地上波での放送に先駆けて、最新作「密漁海岸」を5月5日(午後1:00)に、映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を4月27日(午後7:00)にオンエア。また、NHK総合では、5月5日にドラマ3期となる第7話「ホットサマー・マーサ」(午後4:10)と第8話「ジャンケン小僧」を2作連続で再放送する。

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