千葉県市原市では推定樹齢150年の山桜が見ごろを迎えています。
菜の花の黄色い絨毯とともに、桃色の美しい花を満開に咲かせる市原市迎田の山桜。山桜樹齢は推定150年で、土地の地名や地主の屋号などにちなみ「大俵桜」と名付けられ、県内外の人から親しまれています。
4月2日は平日にもかかわらずたくさんの人が訪れ、記念写真を撮影するなどして楽しんでいました。
訪れた人は―
「この子たちが(小学)1年生になるので記念写真を桜をバックに撮りに来た」
「年に何回か(来る)。花の時期は3回くらい。この場所が好きなのかもね」
大俵桜の周囲はもともと鬱蒼とした竹藪で、近所に住む84歳の谷垣敬次郎さんが、約25年前に山桜の生命力や美しさに見惚れ、1人で菜の花の種を植えたり竹を切って腰掛を作ったりして、10年ほど前に知る人ぞ知るお花見スポットに生まれ変わりました。
大俵桜の見ごろは4月5日までの予想です。
谷垣 敬次郎さん(84)
「(皆さんには)春になると行くぞというような気持ちで来ていただく思いで、1年間通じて作業。200年300年といまの現状の美しさを皆さんに観ていただきたい。これが私の願い」