ランボルギーニ、26年ぶりにロゴマークを刷新。持続可能性の新戦略を示すシンプルなデザインに

 ランボルギーニは3月28日、イタリアを代表するスーパーカーブランドが掲げる新しいロゴマークを発表した。同社のロゴが変更されるのはおよそ四半世紀ぶり。前回の変更は1998年だった。

 2023年に創業60周年を迎えたアウトモビリ・ランボルギーニ。現在、『レヴエルト』と『ウラカン』、そしてSUVの『ウルス』という計3つのモデルを展開している同ブランドは、つねに「限界」「基準」「慣例」を打ち破る姿勢を示す“Driving Humans Beyond”をミッションに掲げている。

 今回行われたロゴとコーポレートアイデンティティの刷新は、サステナビリティ(持続可能性)と脱炭素に焦点を当てたランボルギーニの新方針が盛り込まれた“Direzione Cor Tauri(コル・タウリ)”戦略による変革の一環であり、この新たな戦略を支える3つの価値観「brave(勇敢な)」「unexpected(予期しない)」「authentic(正真正銘)」をよりよく反映するビジュアル表現が目指された。

 そんな新しいロゴマークは、以前のバージョンと比べ幅の広いランボルギーニ独自のフォントが使用され、ミニマルながら大胆な色使いを特徴とする。基本となるカラーは同ブランドの明確なアイデンティティを象徴するブラックとホワイトだが、イエローと新たに採用されたゴールドもアクセントに用いられる。

 また、ランボルギーニのシンボルであるロゴ中央部の雄牛についても扱いが変わるといい、今後はランボルギーニのタッチポイントで初めて、従来のシールドとは別に単独で使用されることが決定した。

 このほかランボルギーニ独特のラインと角を思わせる、サンタアガタ・ボロネーゼ発信のスタイルとデザインに沿った公式フォントが開発され、以降のコミニュケーションでは同フォントが使用されることとなる。さらに、ランボルギーニのデザイン部門であるチェントロ・スティーレとの共同開発によって誕生したアイコン群が新たに導入され、すべてのデジタルタッチポイントで採用されるという。

 革新と持続可能な進歩のインスピレーションモデルとなり、未来の世代に対する確かな約束を結ぶこと。これを念頭にクルマだけでなく、コーポレートアイデンティティ全体にわたる革新を進めるランボルギーニは、一連の発表を次のように結んだ。

「激しく変化する環境のなか、アウトモビリ・ランボルギーニはイノベーションと決意を表す新たなロゴで未来に臨みます。これは、コル・タウリ戦略が描き出す総合的な変革に基づく変更であり、ランボルギーニを新たな段階へと導きます」

2024年3月28日に発表されたアウトモビリ・ランボルギーニの新しいブランド・ロゴマーク
ランボルギーニの新しいロゴ(左)と1998年から使用されてきた従来のロゴ(右)

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