中国内モンゴル自治区の工業付加価値額、23年は9889億元超

中国内モンゴル自治区の工業付加価値額、23年は9889億元超

内モンゴル自治区オルドス市東勝区にある自動車メーカー、奇瑞汽車オルドス支社の工場で働く従業員。(資料写真、オルドス=新華社記者/李志鵬)

 【新華社フフホト4月2日】中国内モンゴル自治区統計局のデータによると、同自治区の2023年の工業増加値(付加価値額)は前年比7.2%増の9889億8千万元(1元=約21円)だった。エネルギーなどの商品(コモディティ)価格が低いことを背景に、一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上のエネルギー工業の増加値は4.4%増、製造業は11.7%増となった。

 同自治区のエネルギーの供給保障能力は持続的に高まっており、23年に自治区から他地域に輸送された石炭は7億2千万トンで、総生産量の6割近くを占めた。他地域への送電量は3065億キロワット時で総発電量の4割以上を占めた。同年に新設された発電設備容量は4千万キロワット以上となり、過去最高を更新した。

 新興産業の育成では、各地域、各部門が新興産業に力を入れ、新たな原動力と新たな優位性を多く蓄積し、経済の構造転換と高度化を支えた。23年のハイテク産業投資額は高い伸びとなり、一定規模以上のハイテク製造業の増加値は11.4%、設備製造業は9.6%、戦略的新興工業は13.5%それぞれ増加した。

© 新華社