京本大我、主演ドラマ『お迎え渋谷くん』がスタート 世間が気づき出したウザい魅力…30歳目前にして本格ブレイク

京本大我(SixTONES) (C)ピンズバNEWS

4月2日に放送スタートする、SixTONES・京本大我(29)主演の連続ドラマ『お迎え渋谷くん』(毎週火曜日夜11時~、カンテレ制作・フジテレビ系)。22年放送の主演ドラマ『束の間の一花』(日本テレビ系)以降、ドラマ出演が増えてきた京本が、ついに本格ブレイクしそうだ。

このドラマは、蜜野まこと氏の同名コミック(集英社)が原作で、イケメン俳優・渋谷大海(京本)と、仕事一直線のマジメ保育士・青田愛花(田辺桃子/24)とのラブコメディ。大海は、妹・音夢(リズム)に過保護で、保育園のお迎えをしているが、恋愛経験はゼロという役どころ。この役がハマり役になるかもしれないのだ。

今年の12月で30歳になる京本の魅力は、中二病のような言動を繰り返すウザさがあるのに、なぜか許せてしまうというところ。渋谷大海の妹を溺愛するイケメン俳優で恋愛が苦手という、渋滞したややこしさは、妙に彼のキャラとフィットしそう。共演の田辺桃子は硬軟使い分けられる演技派なので、分かりにくさのある京本の魅力を存分に引き出せるはず。かなり期待できるドラマなのだ。

また、京本は立て続けに、5月4日放送の上白石萌音(26)主演のスペシャルドラマ『霊験お初~震える岩~』(テレビ朝日系)にも出演。こちらも、霊件を宿したヒロイン・お初(上白石)と凸凹バディを組む、“草食系”の与力見習いという、面倒くささ全開の役どころ。しかしこれも京本ならば、うまくハマりそうだ。

次に期待できるのが、SNSでのファン拡大。ドラマで京本を知った視聴者が、X(旧ツイッター)の個人アカウントを見ることがあるだろう。先日も2作品の番宣ポストをしていたが、他はウザい内容ばかりで京本らしさ全開。永瀬廉(25)を話題にしたときも、King & Prince公式にグループ名の「&」の前後に半角スペースが入っていないと注意され、これにキレるという子どもっぽさで話題になっていた。

■旧ジャニーズ解禁ムードで京本大我に追い風

しかし、このXの個人アカウントこそが、京本の、ウザいのに許せてしまう、笑ってしまう、不思議な魅力に満ちている、京本の真骨頂と言ってもいいだろう。ドラマ出演で京本を知った一般視聴者層が、《Xの王になりたい》と公言するクセの強いポストに触れ、さらなる京本沼にハマる……十分に可能性のあることだ。

さらに京本には追い風も吹いている。民放各局は旧ジャニーズ事務所に所属するタレントについて新規出演契約を見合わせていたが、これも変わりつつある。日本テレビはSixTONES・森本慎太郎(26)を、4月期の連続ドラマ『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)の主演に起用したが、同局の石沢顕社長は3月25日の定例記者会見で、旧ジャニーズタレントの出演を解禁するような発言をしていたのだ。

『お迎え渋谷くん』を放送するフジテレビ、多くの旧ジャニーズドラマを流すテレビ朝日に続き、日本テレビが旧ジャニーズ所属タレントを解禁すれば、他局が追随する可能性は高い。いま注目されている京本もこの流れに乗れば、ドラマ、バラエティの出演機会が増えるはずだ。一般視聴者層を巻き込んだ、京本の本格ブレイクに期待したい。(芸能ライター/坂上五郎)

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