東京円、151円台後半 介入警戒し小動き

 2日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=151円台後半で取引された。米国で1日に発表された経済指標が市場予想を上回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退し、日米の金利差拡大を材料視したドル買い円売りが優勢となった。ただ節目の152円を目前に為替介入への警戒感が広がり、値動きは小幅にとどまった。

 午後5時現在は前日比33銭円安ドル高の1ドル=151円67~69銭。ユーロは32銭円高ユーロ安の1ユーロ=162円91~95銭。

 介入を巡っては、鈴木俊一財務相が午前の閣議後記者会見で「あらゆるオプション(選択肢)を排除せず適切に対応する」と述べた。

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