大谷翔平加入で「これは狂っているな」 伝説カーショーが一番驚いた韓国の一幕「逃げようとしたんだ」

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

サイ・ヤング賞3度の大エース、カーショーは大谷をどう見た?

大谷翔平投手が所属するドジャース一筋に、通算210勝を残し、投手最高の栄誉サイ・ヤング賞を3度獲得しているクレイトン・カーショー投手が、大谷加入後のチームの変化を語った。1日(日本時間2日)に本拠地ドジャースタジアムで行われたジャイアンツ戦の最中に、放送席からのインタビューに応じたもので「あれは異様だった。悪くないよ」と驚きながらも楽しんでいる様子だ。

カーショーは昨季を終了後にFAとなり左肩を手術、今年2月に年俸500万ドル(約7億5800万円)で再契約した。現在はリハビリ中で、復帰は今季後半戦以降になると見込まれている。この日はチームの青いパーカー姿で地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の中継に登場し、チームや大谷について語った。

大谷がやってきて、カーショーが一番驚いたのはやはり、注目の高さに端を発するメディアの多さだったようだ。特に「開幕戦後は、すぐに見つからないように逃げようとしたんだ」と韓国で行われたパドレス戦当時を振り返る。

更に「メディアは未だにクラブハウスに入ることを許可されてない。冗談を言っているじゃないんだよ。グラブハウスのドアの前から廊下全体にメディアがいるんだ。これは狂っているなって感じだったよ。こんなの見たことない」。大リーグでは試合前後、クラブハウスの中に報道陣が入って取材できるが、それもかなわないほど大量のメディアが訪れているのだという。

ただ、カーショーはそれもまた、スターの宿命と理解しているようだ。「彼(大谷)のスーパースターとしての地位がそうさせてるんだろうな。あれは異様だった。悪くないよ、だって彼はうまく対処していたから。でも間違いなく違った」と語っている。

THE ANSWER編集部

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