ユーロ圏消費者、今後1年の予想インフレ率低下 3.1%=ECB

[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が2日発表した調査結果によると、ユーロ圏の消費者の今後1年間の予想インフレ率は2月時点で3.1%と、前月の3.3%から低下した。

ECBは「2022年2月にロシアがウクライナに対して不当な戦争を開始して以来、最低の水準にある」と述べた。

3年先のインフレ率の予想は2.5%で変わらずだった。

ユーロ圏の2月のインフレ率は2.6%で、1月の2.8%から鈍化。ECBは今後もインフレ率の鈍化が続き、2025年に目標の2%を達成すると予想している。

消費者は今後1年間の経済成長率が小幅なマイナスになると引き続き予想。1年先の失業率も横ばいと予想している。

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