ベッツが「賞を奪われた」 “3冠王”のはずが…まさかのMVP逸に米呆れ「なぜ?」

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

打率.500、4本塁打、10打点、OPS1.757でも受賞できず

まさかの“MVP選外”に日米でどよめきが起こっている。MLB機構は4月1日(日本時間4月2日)、今季最初の週間MVPを発表した。ア・リーグでは打率.529(17打数9安打)、1本塁打、OPS1.365のフアン・ソト外野手(ヤンキース)が、ナ・リーグでは打率.471(17打数8安打)、3本塁打、OPS1.644のルルデス・グリエルJr.外野手(ダイヤモンドバックス)がそれぞれ受賞した。しかし、ナ・リーグの選出に米ファンも困惑している。

週間MVPの対象は3月の成績。3月31日(同4月1日)時点の数字を見ると、ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が打率.500、4本塁打、10打点、OPS1.757でリーグ1位に輝いていた。直近でも4試合連続アーチを放つなどインパクトも強いこともあって、「なぜベッツじゃない?」「ムーキー……」「ムーキーが(賞を)奪われた」「ムーキーじゃないなんて何の冗談?」と米ファンからも疑問の声が上がっている。

しかし、MLB機構の発表によると、第1週の週間MVPの成績対象期間は3月28日(同29日)~31日(同4月1日)となっており、ベッツが出場したパドレスとの韓国シリーズ2試合は対象外となっていた。ベッツは21日の試合で今季1号を含む4安打6打点と大活躍しており、結果的に対象期間では打率.385、3本塁打、3打点、OPS1.709と成績が“悪化”。グリエルJr.に軍配が上がった格好だ。

それでも、開幕から7試合を終えて打率.520、4本塁打、OPS1.836とチームを牽引しており、2018年以来シーズンのMVP受賞の可能性も十分。“ベッタニマン”の切り込み隊長の今季の活躍に期待が集まる。(Full-Count編集部)

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