どのように生まれ変わった? 2年半に及ぶ改修工事を終えた盛岡市立図書館がリニューアルオープン

およそ2年半にも及ぶ改修工事を終えた盛岡市立図書館が2日、リニューアルオープンしました。どのような施設に生まれ変わったのでしょうか?

リニューアルオープンした盛岡市高松の盛岡市立図書館は、施設の老朽化を受けて2021年10月から休館し、およそ2年半にも及ぶ大規模な改修工事を行ってきました。

2日の開館前に開かれた記念式典では、盛岡市の内舘茂市長が「私も高校生の頃利用した図書館のリニューアルをうれしく思う」と述べ、長く市民に愛されてきた図書館の新たな出発を歓迎しました。

施設はリニューアル前と変わらず1階が書庫、2階と3階が図書スペースとなります。蔵書の整理で本の数は減りましたが、本の配置や読書に親しむための雰囲気づくりなどで施設の利用者を飽きさせないよう工夫しています。

およそ6万2000冊を備える児童書のコーナーは、こかげや山、池をモチーフにした空間で子どもへの読み聞かせにぴったりです。きょうはさっそく近隣の保育園児や親子連れが訪れ、利用していました。

(利用した子ども)
「いい感じ」
(利用した子どもの親)
「新しくなって明るいイメージ。子どもを連れてゆっくり本を見れるかな」

一般書籍を扱う3階は2階とは違い落ち着いた雰囲気が特徴です。「盛岡」をテーマにした本をそろえた棚もあるラウンジのほか、開放感たっぷりの読書スペースも設けられました。

(記者リポート)
「読書をしながら楽しめるのが高松の池の風景です。春は満開のサクラなど、四季折々の風景が楽しめそうです」

長く施設を利用しているという人も今回のリニューアルに満足しているようです。

(利用者は)
「受験の勉強など今まで良く利用していたのでどうなっているかなと見に来ました」「今までより利用しやすい工夫があってとても良い図書館だと思いました」

市民の新たな憩いの場となる盛岡市立図書館は、平日、土日祝日ともに午前9時の開館で月曜日は休館日です。

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