矢板・キッチンスタジオ、破産手続き開始決定 社員食堂受託運営など展開

 帝国データバンク宇都宮支店は2日、飲食店運営のキッチンスタジオフォレスト(矢板市木幡)が宇都宮地裁大田原支部から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。3月21日付。負債額は約4600万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、キッチンスタジオフォレストは2005年設立。工場の社員食堂の運営を受託していたほか、ラーメン店とパスタ・ピザ店の2店舗を展開していた。

 社員食堂は、他の飲食サービスなどとの競合もあり利用が安定せず、採算が取れなくなった。飲食店の設備投資の負担も響き、14年12月までに全ての運営から撤退し、事業を停止していた。再生を試みたがうまくいかなかったという。

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