国の新サービス「Govbot(ガボット)」を使ってみた。税金や子育ての質問にAIチャットボットが回答

2024年3月26日、総務省は、デジタル庁と連携して開発したチャットボット「Govbot(ガボット)」の提供を開始しました。

Govbotは、国や自治体の制度についてAIが最適な回答を選び、チャット形式で答えてくれるサービスです。

2024年3月末時点でGovbotが対応している質問のカテゴリーは、税金や子育てをはじめとした計9つです。

この記事では、国・地方共通相談チャットボット「Govbot」について紹介します。

総務省がチャットボット「Govbot(ガボット)」の提供を開始

2024年3月26日、総務省が、国・地方共通相談チャットボット「Govbot(ガボット)」の提供を開始しました。

Govbotは、総務省とデジタル庁が連携して開発したAIチャットボットです。

Govbotでは、税金や年金、子育てなど住民からのよくある質問に対して、AIが最適な回答を選び、チャット形式で答えてくれます。

出典:総務省 「国・地方共通相談チャットボット Govbot(ガボット)」(以下同)

国や自治体の制度については、各HPでも確認することができます。

しかし情報量が多く、仕組みも複雑なので、理解しづらく感じた経験のある人もいるでしょう。

Govbotでは、チャット形式で質問に回答していくと、目的の情報にたどり着くことができるため、直感的な操作で疑問を解決できるようになります。

また土日や祝日など、対応窓口が閉まっている日でも、いつでも回答を得られる点は、緊急で質問を解決したい場合に嬉しいポイントです。

Govbot(ガボット)は9つのカテゴリーに対応

Govbot(ガボット)は、総務省のホームページから利用できます。

2024年3月末時点で、Govbotは、以下9つのカテゴリーに対する質問に対応しています。

  • 新たな経済に向けた給付金・定額減税
  • 子育て
  • マイナンバー
  • 医療保険
  • 年金
  • 不動産登記
  • 戸籍
  • 新しい制度等のお知らせ(年収の壁対策・相続登記の申請義務化など)

Govbotを使ってみた

実際に「マイナンバー」についてGovbotに質問してみました。

マイナンバーの使い道や転出・転入等時の手続き、個人番号通知書についての回答が、網羅的に用意されていました。

ただし、現時点では、事前に用意されていない質問には回答できないようです。

Govbotは、AIを利用したチャットボットなので、今後利用者が増えてAIの学習が進めば、さらに質問の充実度や回答の精度が高まると考えられます。

出典

  • 総務省 「国・地方共通相談チャットボット Govbot(ガボット)」

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