息のかかる距離で「顔がかわいい」名古屋芸大の新学長によるセクハラ疑惑 被害訴える学生が大学側に抗議

名古屋芸術大学の新学長によるセクハラ疑惑で、セクハラを認定できなかったとする大学側の調査結果に、被害を訴える学生らが抗議しました。

名古屋芸術大学の学生らが訴えているのは、1日学長に就任した來住尚彦氏によるセクハラです。 被害を訴える学生によると去年8月、学内のスタジオで女子学生がミュージカルの練習をしていた際に当時、非常勤講師を務め、次期学長に内定していた來住氏が見学に訪れ「君はビジュアルがいいから」と女子学生の髪を触ったということです。 また、息のかかる距離で「顔がかわいい」と言われ肩を抱き寄せられたりしたということです。 「名古屋芸術大学のハラスメントに関する規定にはセクハラについて、教職員が学生を不快にさせる性的な言動という定義になっております。訴えの内容がセクハラに当たることについて、争いがないものと思っております」(被害学生を支援 田巻紘子弁護士)

大学側は今年2月、学生の訴えを受けて「調査委員会」を設置しました。 「調査委員会」は、被害を訴える学生や來住氏へのヒアリングを行い、3月28日「処分するべきハラスメントが行われたとは認定できない」という結論を大学のホームページに公表しました。 しかし、学生らは大学から何の説明もないことや、調査報告書が公表されておらず、学生らも見られないことなどから、結論に納得がいかないと抗議声明を出しています。 「大学に引き続き対応を求めるとともに、しかるべき法的措置も検討の視野に入れることを考えております」(田巻弁護士) 抗議声明が出ていることに対し大学側は、今後どのように対応するか検討していくとしています。 (4月2日 15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ+』より)

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