生徒が市長前に研究発表 市立川崎高「弥生祭」で 川崎市川崎区・川崎市幸区

市立川崎高校の生徒が社会課題の解決を目的に研究発表を行う「弥生祭」が3月21日、カルッツかわさき(川崎区富士見)で行われた。生徒からの誘いを受け初めて訪れた福田紀彦市長は、発表の講評を行い「感動した。課題解決へ一緒にやっていこう」とエールを送った。

昨年10月、市長が附属中学校の食育授業を視察した際、高校生が作成した残飯削減などをテーマとした研究映像を授業に使ったことから、高校生と触れ合う機会があった。そこで、研究成果を発表する場に来てほしいと誘いを受け、今回参加する運びに。

当日、午前中の発表を聞いた市長は「川崎の今の課題について参考になる取り組みで感謝している」といい、「課題には理由があり、その要因を取り除き、人々の意識や行動を変えるには『共感』を得ながらやっていくことが大切。今後も追及してほしい」と伝えた。

講評を受けた生徒たちは「市長が来ると聞いて緊張したが、褒めていただき、これからの研究のやる気につながった」と喜んでいた。

© 株式会社タウンニュース社